ブランド:
Kryxana
製造元:
Novartis
キスカリ (Kisqali)
- 200mg
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ホルモン受容体陽性HER2陰性進行転移性乳がん キスカリ(リボシクリブ)によるCDK4/6阻害と患者生存期間に関する最新の知見
このページでは、進行性または転移性のホルモン受容体陽性HER2陰性乳がんの治療に用いられる経口抗がん剤、キスカリ (Kisqali) について、その作用機序、効果、副作用、および使用上の注意点に至るまで、包括的かつ詳細な情報を提供します。キスカリ (Kisqali) は、特定のタイプの乳がん患者さんにとって、病気の進行を遅らせ、生活の質を向上させる可能性を秘めた重要な治療選択肢の一つです。
キスカリ (Kisqali) は、特に日本を含む世界各地で、高度な治療法として認められており、医師の指導のもとで適切に使用することで、治療成績の改善に貢献しています。この情報が、患者さんとそのご家族が治療について理解を深め、より良い意思決定を行うための一助となることを願っています。
キスカリ (Kisqali) とは:作用機序と適応症
キスカリ (Kisqali) の概要と有効成分
キスカリ (Kisqali) は、ノバルティスファーマが開発した分子標的薬であり、その有効成分はリボシクリブ (Ribociclib) です。この薬は、細胞の成長と分裂を制御するサイクリン依存性キナーゼ4および6(CDK4/6)と呼ばれる酵素の働きを特異的に阻害することで、がん細胞の増殖を抑制します。リボシクリブは経口投与される錠剤であり、患者さんが自宅で服用できる利便性を提供します。
CDK4/6は、乳がん細胞の増殖に不可欠な役割を果たしていることが知られています。特に、エストロゲンやプロゲステロンといったホルモンに反応して増殖するホルモン受容体陽性乳がんにおいて、CDK4/6の活性化はがん細胞の分裂を促進します。キスカリ (Kisqali) は、この重要な経路を標的とすることで、がん細胞の増殖サイクルを停止させ、腫瘍の成長を阻害します。
この薬剤は、細胞周期をG1期(細胞が増殖する準備をする段階)で停止させることで、がん細胞がDNAを複製し、分裂するのを防ぎます。これにより、がん細胞の数が減少し、病気の進行が抑制されます。他の治療法と比較して、キスカリ (Kisqali) はより選択的にがん細胞の増殖を狙うため、正常細胞への影響を最小限に抑えつつ、高い治療効果を発揮することが期待されています。
ホルモン受容体陽性HER2陰性乳がんにおける役割
キスカリ (Kisqali) の主な適応症は、閉経後のホルモン受容体陽性、ヒト上皮成長因子受容体2(HER2)陰性の進行または転移性乳がんです。このタイプの乳がんは、女性ホルモン(エストロゲンやプロゲステロン)ががん細胞の増殖を刺激する受容体を持っているため、「ホルモン受容体陽性」と呼ばれます。また、「HER2陰性」とは、がん細胞の表面にHER2タンパク質が過剰に発現していないことを意味します。
通常、キスカリ (Kisqali) は、アロマターゼ阻害薬(例:レトロゾール、アナストロゾール、エキセメスタン)またはフルベストラントなどのホルモン療法薬と組み合わせて使用されます。これらのホルモン療法薬は、体内でエストロゲンが作られるのを防いだり、エストロゲンががん細胞に結合するのを阻害したりすることで、がんの成長を抑制します。キスカリ (Kisqali) をホルモン療法薬と併用することで、相乗効果が生まれ、単独療法よりも優れた治療効果が期待されます。
臨床試験では、キスカリ (Kisqali) を含む併用療法が、無増悪生存期間(PFS、病気が進行せずに生存する期間)を有意に延長し、全体生存期間(OS)も改善することが示されています。これは、患者さんにとって、より長く健康な生活を送るための重要な意味を持ちます。特に、進行性または転移性乳がんは根治が難しい場合が多いため、病気の進行を遅らせ、生活の質を維持することが治療の重要な目標となります。キスカリ (Kisqali) は、この目標達成に大きく貢献する薬剤として、多くの患者さんの希望となっています。
作用機序の詳細:CDK4/6阻害
細胞は、周期的に分裂を繰り返すことで増殖しますが、この細胞周期は厳密に制御されています。がん細胞では、この制御が破綻し、無秩序に増殖します。サイクリン依存性キナーゼ(CDK)は、細胞周期の進行を制御する主要な酵素群であり、特にCDK4とCDK6は、細胞周期のG1期からS期(DNA合成期)への移行を促進する上で中心的な役割を担っています。
リボシクリブは、このCDK4とCDK6の活性を特異的かつ強力に阻害する薬剤です。リボシクリブがCDK4/6を阻害すると、細胞周期のG1期で細胞の進行が停止します。これにより、がん細胞はDNAを複製して分裂することができなくなり、増殖が抑制されます。正常な細胞では、CDK4/6の機能はより厳密に制御されているため、リボシクリブの作用は主にがん細胞に集中すると考えられています。
ホルモン受容体陽性乳がんにおいては、エストロゲン受容体からのシグナル伝達経路とCDK4/6経路が密接に関連していることが知られています。エストロゲン受容体の活性化は、CDK4/6の活性を高め、がん細胞の増殖を促進します。そのため、アロマターゼ阻害薬などのホルモン療法薬でエストロゲン受容体経路をブロックすると同時に、キスカリ (Kisqali) でCDK4/6経路をブロックすることで、より包括的かつ強力にがん細胞の増殖を抑制することが可能になります。この二重の作用機序が、キスカリ (Kisqali) 併用療法の高い有効性の基盤となっています。
キスカリ (Kisqali) の用法・用量と期待される効果
推奨される投与方法と用量
キスカリ (Kisqali) の推奨される標準的な投与量は、1日1回600mgを21日間連続で服用し、その後7日間休薬するという28日を1サイクルとするスケジュールです。このサイクルを病状が許す限り継続します。服用は、食事の有無にかかわらず、毎日ほぼ同じ時間に服用することが推奨されます。ただし、グレープフルーツやセント・ジョーンズ・ワートなど、一部の食品やサプリメントは薬剤の代謝に影響を与える可能性があるため、服用中は摂取を避けるべきです。
服用中に吐き気や嘔吐、下痢などの副作用が現れた場合は、医師や薬剤師に相談することが重要です。副作用の程度によっては、投与量を減量したり、休薬期間を設けたりするなどの調整が必要になることがあります。自己判断で服用量を変更したり、中止したりすることは絶対に行わないでください。医師は、患者さんの体調や血液検査の結果に基づいて、最適な投与計画を決定します。
服薬コンプライアンスは治療効果を最大限に引き出すために非常に重要です。もし服用を忘れた場合は、次の服用時間が12時間以上先であれば、できるだけ早く服用してください。しかし、次の服用時間まで12時間以内であれば、忘れた分は飛ばして、次の服用時間に通常の量を服用してください。決して2回分を一度に服用しないでください。
期待される治療効果と生存期間の延長
キスカリ (Kisqali) を含む併用療法は、進行性または転移性のホルモン受容体陽性HER2陰性乳がんの患者さんにおいて、病気の進行を遅らせ、生存期間を延長する上で非常に効果的であることが複数の大規模臨床試験で示されています。
具体的には、MONALEESA-2、MONALEESA-3、MONALEESA-7といった臨床試験において、キスカリ (Kisqali) とホルモン療法薬の併用群は、プラセボとホルモン療法薬の併用群と比較して、無増悪生存期間(PFS)を有意に延長することが報告されました。さらに、これらの試験では、キスカリ (Kisqali) 併用療法が、全体生存期間(OS)も延長する効果があることが示されています。これは、患者さんがより長く、良好な生活の質を維持しながら生存できることを意味し、進行乳がん治療における大きな進歩と言えます。
治療効果の現れ方には個人差がありますが、多くの場合、治療開始から数週間から数ヶ月で腫瘍の縮小や進行の抑制が確認され始めます。定期的な画像診断(CTスキャンなど)や血液検査(腫瘍マーカーの測定など)によって、治療効果が評価されます。キスカリ (Kisqali) は、がんの再発や転移が確認された患者さんにとって、長期的な病状コントロールとQOL(生活の質)の維持に貢献する重要な治療選択肢の一つです。
日本においても、これらの臨床データに基づき、キスカリ (Kisqali) は標準的な治療ガイドラインに組み込まれており、多くの乳がん専門医が推奨する薬剤となっています。
キスカリ (Kisqali) の副作用と注意点
主な副作用とその管理
キスカリ (Kisqali) の服用中に現れる可能性のある副作用はいくつかありますが、多くは適切に管理することで対処可能です。最も一般的な副作用には、吐き気、嘔吐、下痢、疲労、脱毛、関節痛、発疹などがあります。また、血液検査で異常値として現れるものとして、骨髄抑制(白血球減少、好中球減少、貧血、血小板減少)、肝機能障害(ALT、ASTの上昇)、QTC間隔延長などが挙げられます。
- 骨髄抑制(白血球減少、好中球減少): 特に好中球減少は頻繁に見られます。好中球は感染症と戦う重要な細胞であるため、減少すると感染症にかかりやすくなります。治療中は定期的に血液検査を行い、好中球の数を監視します。重度の減少が見られた場合は、一時的に休薬したり、投与量を減量したりするなどの対処が必要です。発熱や喉の痛みなど、感染症の兆候がある場合はすぐに医師に連絡してください。
- 肝機能障害: ALTやASTなどの肝酵素値の上昇が報告されています。治療開始前と治療中は定期的に肝機能検査を行います。肝機能障害が重度の場合も、投与量の調整や休薬が必要になることがあります。
- QTC間隔延長: 心臓の電気的活動に関連するQTC間隔の延長が起こることがあります。これは重篤な不整脈につながる可能性があるため、治療開始前と治療中は定期的に心電図検査が行われます。特定の心臓疾患がある患者さんや、QTC間隔を延長させる他の薬剤を服用している患者さんは特に注意が必要です。
- 疲労: 倦怠感や疲労感は多くの患者さんが経験する副作用です。十分な休息を取り、無理のない範囲で活動することが大切です。
- 消化器症状(吐き気、嘔吐、下痢): これらは市販薬や処方薬で管理できることが多いです。食事の工夫や水分補給も重要です。
これらの副作用は、全ての人に現れるわけではありませんが、もし症状が現れた場合は、必ず医師や薬剤師に相談してください。自己判断で薬の服用を中止したり、量を減らしたりすることは、治療効果の低下につながる可能性があるため避けるべきです。
使用上の注意と禁忌
キスカリ (Kisqali) を安全かつ効果的に使用するためには、いくつかの重要な注意点があります。
- 薬物相互作用: キスカリ (Kisqali) は、肝臓の特定の酵素(CYP3A4)によって代謝されるため、同じ酵素によって代謝される他の薬剤や、CYP3A4の活性を阻害または誘導する薬剤との併用には注意が必要です。例えば、一部の抗真菌薬、抗生物質、抗ウイルス薬、抗不整脈薬、抗うつ薬、特定の鎮静剤などは相互作用を起こす可能性があります。セント・ジョーンズ・ワートなどのハーブサプリメントも相互作用の原因となるため、服用中のすべての薬やサプリメントを医師や薬剤師に伝えることが重要です。
- 肝機能障害・腎機能障害のある患者: 肝臓や腎臓に基礎疾患がある患者さんでは、薬剤の代謝や排泄が影響を受ける可能性があります。医師は、患者さんの肝機能や腎機能の状態に応じて、投与量の調整を検討する場合があります。
- 妊娠中または授乳中の女性: キスカリ (Kisqali) は胎児に有害な影響を及ぼす可能性があるため、妊娠している女性には禁忌です。また、授乳中の女性も服用中は授乳を避けるべきです。妊娠の可能性がある女性は、治療期間中および治療終了後一定期間は効果的な避妊を行う必要があります。男性患者も、パートナーが妊娠する可能性のある場合は避妊が必要です。
- 心疾患の既往歴のある患者: QT延長症候群などの心臓疾患の既往がある患者さんや、電解質異常(低カリウム血症、低マグネシウム血症など)のある患者さんでは、QTC間隔延長のリスクが高まるため、特に慎重なモニタリングが必要です。
- 運転や機械操作: 疲労やめまいなどの副作用が現れる可能性があるため、服用中は自動車の運転や危険を伴う機械の操作には十分注意してください。
キスカリ (Kisqali) に対する過敏症の既往がある患者さんには投与が禁忌です。また、重度の肝機能障害や腎機能障害がある場合など、患者さんの状態によっては投与が推奨されないことがあります。これらの注意点について不明な点があれば、必ず担当の医師や薬剤師に相談し、指示に従ってください。
キスカリ (Kisqali) の他の治療法との併用とQOL
併用されるホルモン療法薬
キスカリ (Kisqali) は単独で用いられることはなく、常にホルモン療法薬と組み合わせて使用されます。これは、ホルモン受容体陽性乳がんの治療において、ホルモン経路と細胞周期経路の両方を同時に標的とすることで、より強力な抗腫瘍効果が得られるためです。
閉経後の女性の場合、主にアロマターゼ阻害薬(AI)が併用されます。アロマターゼ阻害薬には、非ステロイド性アロマターゼ阻害薬(アナストロゾール、レトロゾール)とステロイド性アロマターゼ阻害薬(エキセメスタン)があります。これらの薬剤は、体内でエストロゲンが生成されるのを阻害することで、がん細胞へのエストロゲンの供給を断ち、がんの増殖を抑制します。キスカリ (Kisqali) とアロマターゼ阻害薬の併用は、初期治療として非常に有効であることが示されています。
また、キスカリ (Kisqali) は、ホルモン療法薬であるフルベストラントとも併用されます。フルベストラントは、エストロゲン受容体を分解することで、エストロゲンの作用を阻害する選択的エストロゲン受容体分解薬(SERD)です。フルベストラントは、アロマターゼ阻害薬による治療後に病状が進行した患者さんや、初回治療としてフルベストラントが選択される場合にも用いられます。キスカリ (Kisqali) とフルベストラントの併用も、良好な治療成績を示すことが報告されています。
閉経前の女性の場合、アロマターゼ阻害薬を併用する際には、卵巣機能を抑制するGnRHアゴニスト(LH-RHアゴニスト)を併用して、意図的に閉経後の状態を作り出す必要があります。これにより、アロマターゼ阻害薬が効果的に作用できるようになります。キスカリ (Kisqali) は、閉経前・閉経期の患者さんに対しても、GnRHアゴニストとホルモン療法薬の併用で有効性が確認されています。
これらの併用療法は、患者さんのホルモン受容体の状態、閉経状態、これまでの治療歴、および全体的な健康状態を考慮して、医師によって個別に決定されます。
生活の質 (QOL) への影響
進行性または転移性乳がんの治療において、病気の進行を遅らせるだけでなく、患者さんの生活の質(QOL)を維持または向上させることは非常に重要な目標です。キスカリ (Kisqali) 併用療法は、このQOLに肯定的な影響を与えることが期待されています。
まず、キスカリ (Kisqali) が経口薬であるという点は、QOLの観点から大きな利点です。点滴による抗がん剤治療と比較して、病院への通院頻度が減り、患者さんは自宅で治療を継続できるため、日常生活への負担が軽減されます。これにより、仕事や趣味、家族との時間など、通常の生活をより長く続けることが可能になります。
また、キスカリ (Kisqali) は分子標的薬であるため、従来の細胞傷害性抗がん剤と比較して、脱毛や重度の吐き気など、QOLに大きく影響する副作用が少ない傾向にあります。もちろん、キスカリ (Kisqali) にも副作用は存在しますが、多くは適切に管理できる範囲内であり、医師や薬剤師との連携を通じて、副作用による苦痛を最小限に抑えることができます。
病気の進行を抑制し、生存期間を延長するというキスカリ (Kisqali) の治療効果自体が、患者さんのQOL向上に直結します。病状が安定し、苦痛が軽減されることで、患者さんはより活動的に生活し、精神的な安定を得ることができます。病気との長期的な付き合いの中で、希望を持って治療を継続するためには、QOLの維持が不可欠です。
キスカリ (Kisqali) は、乳がん患者さんが治療を受けながらも、充実した生活を送るための強力なサポートとなる薬剤の一つと言えるでしょう。
キスカリ (Kisqali) の詳細情報
以下に、キスカリ (Kisqali) の主な特性をまとめた表を示します。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 商品名 | キスカリ (Kisqali) |
| 一般名(有効成分) | リボシクリブ (Ribociclib) |
| 薬効分類 | サイクリン依存性キナーゼ4/6 (CDK4/6) 阻害薬(分子標的薬) |
| 適応症 | ホルモン受容体陽性HER2陰性乳がん (進行性または転移性) |
| 剤形 | 錠剤(経口薬) |
| 主な作用機序 | がん細胞の増殖を制御するCDK4/6酵素の働きを阻害し、細胞周期を停止させることで、がん細胞の増殖を抑制する。 |
| 製造元 | ノバルティスファーマ |
| 投与スケジュール | 28日サイクル(21日間連続服用後7日間休薬) |
| 主な併用薬 | アロマターゼ阻害薬(レトロゾール、アナストロゾール、エキセメスタン)、フルベストラント |
| 主な副作用 | 好中球減少、肝機能障害(ALT, AST上昇)、QTC間隔延長、疲労、吐き気、下痢、脱毛など |
| 特記事項 | 心電図検査、肝機能検査、血液検査による定期的なモニタリングが必要。妊娠中・授乳中は禁忌。 |
よくある質問 (Q&A)
キスカリ (Kisqali) について、患者さんからよく寄せられる質問とその回答をまとめました。
Q1: キスカリ (Kisqali) はどのような種類の乳がんに使用されますか?
A1: キスカリ (Kisqali) は、特定のタイプの進行性または転移性乳がん、すなわち「ホルモン受容体陽性HER2陰性乳がん」の治療に使用されます。これは、がん細胞が増殖に女性ホルモン(エストロゲンやプロゲステロン)を利用し、かつHER2というタンパク質が過剰に発現していない乳がんを指します。この薬剤は、ホルモン療法薬と組み合わせて使用されます。
Q2: キスカリ (Kisqali) は他の薬と一緒に使えますか?
A2: はい、キスカリ (Kisqali) は単独で服用されることはなく、常にアロマターゼ阻害薬(例:レトロゾール、アナストロゾール)やフルベストラントといったホルモン療法薬と組み合わせて使用されます。ただし、他の薬剤、特に心臓に影響を与える薬やCYP3A4酵素に関わる薬との併用には注意が必要です。服用中のすべての薬やサプリメントを医師や薬剤師に必ず伝えてください。
Q3: 効果はいつ頃から感じられますか?
A3: キスカリ (Kisqali) の治療効果は、患者さんによって異なりますが、多くの場合、治療開始から数週間から数ヶ月後に、腫瘍の縮小や病気の進行の抑制として現れ始めます。医師は定期的な画像診断や血液検査を通じて、治療効果を評価します。症状の改善をすぐに感じられない場合でも、薬剤は体内で効果を発揮している可能性があります。
Q4: 飲み忘れた場合はどうすればよいですか?
A4: キスカリ (Kisqali) の服用を忘れた場合、次の服用時間まで12時間以上あれば、気づいた時点でできるだけ早く服用してください。もし次の服用時間まで12時間以内であれば、忘れた分は飛ばして、次の服用時間に通常の量を服用してください。決して2回分を一度に服用したり、服用量を増やしたりしないでください。
Q5: 副作用が起きた場合はどうすればよいですか?
A5: 副作用が起こった場合は、すぐに医師や薬剤師に相談してください。特に、発熱、ひどい疲労、重度の吐き気や嘔吐、下痢、黄疸、動悸などの症状が現れた場合は、速やかに医療機関を受診してください。副作用の程度によっては、薬の減量、休薬、または対症療法が必要になることがあります。自己判断で服用を中止しないでください。
Q6: 服用中に避けるべき食べ物や飲み物はありますか?
A6: キスカリ (Kisqali) の服用中は、グレープフルーツ(ジュースも含む)やセント・ジョーンズ・ワート(セイヨウオトギリソウ)を含む製品の摂取を避ける必要があります。これらは薬剤の代謝に影響を与え、副作用のリスクを高める可能性があります。これら以外にも、特定の食品やサプリメントが薬の作用に影響を及ぼす可能性があるため、不明な点は医師や薬剤師に確認してください。
Q7: 長期的に服用することになりますか?
A7: キスカリ (Kisqali) は、進行性または転移性の乳がんに対して、病状が安定している限り、長期にわたって服用を継続することが一般的です。治療の継続期間は、患者さんの病状、治療効果、および副作用の有無によって個別に決定されます。医師は定期的な評価を通じて、治療の継続の可否を判断します。
Q8: 男性乳がんにも効果がありますか?
A8: キスカリ (Kisqali) の臨床試験は主に女性患者を対象に行われていますが、男性のホルモン受容体陽性HER2陰性乳がんの治療においても有効である可能性が示唆されています。男性乳がんは稀ですが、その生物学的特性は女性の乳がんと類似している部分があります。男性患者への使用については、医師が個々の病状を考慮して判断します。
Q9: 服用中に特定の検査が必要ですか?
A9: はい、キスカリ (Kisqali) の服用中は、安全性を確認し、副作用を早期に発見するために、定期的な血液検査(好中球数、肝機能など)と心電図検査が必要です。これらの検査は、治療開始前、治療中、そして医師の指示に従って実施されます。検査結果に基づいて、医師は投与量の調整や休薬の必要性を判断します。
キスカリ (Kisqali) は、ホルモン受容体陽性HER2陰性乳がんの治療において、画期的な進歩をもたらした薬剤の一つです。この薬剤が、多くの患者さんにとって希望となり、より長く充実した生活を送るための一助となることを願っています。
治療に関するご不明な点や不安な点がございましたら、いつでも担当の医師や薬剤師にご相談ください。専門家からの正確な情報とサポートを受けることが、安全かつ効果的な治療を継続する上で最も重要です。

